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ブログ 2017年6月

四十肩?五十肩? その3 ~アプローチ~

欅(けやき)整骨院のブログへお立ち寄り頂き
ありがとうございます。

本日は、四十肩・五十肩へのアプローチを
ご紹介致します。

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症状は1年から1年半ほど続きますが、
痛みは自然に軽くなっていく
と言われています。
(個人によって治まるまでの期間は異なります)
しかし、
そのまま放置すると日常生活の不自由が続き、
運動障害が残る可能性
もあります。
四十肩・五十肩の症状を自覚したら、早めに
医療機関を受診しましょう。

【治療のタイミング】
四十肩・五十肩には大きく2つの期間に分けて
治療に入る必要があります。

①急性期
肩の痛みが徐々に広がっていく時期です。
無理に肩を動かしたり、運動を続けてしまうと、
症状が悪化してしまう可能性があります。

また、この時期は肩を冷やしてしまうと痛みが
強くなるので、温めて安静に過ごしましょう。
重い物を持つ事も極力避けてください。

②慢性期
痛みは徐々に治まってくる時期ですが、同時に
肩関節の動く範囲が狭くなり日常生活の動作に
支障をきたす事があります。

引き続き肩を温めながら、肩関節の動く範囲を
広げるために体操やストレッチ
などを始めます。

【医療機関での治療】
①薬物療法
多くは非ステロイド性消炎鎮痛薬を使用され、
一般的には錠剤で処方されます。
最近ではシップやテープなどの外用貼付剤
使用も増えていますが、かぶれに要注意です。

あまりに痛みがひどい場合、ステロイド剤や
局所麻酔を混ぜ合わせたものが使用されます。

②運動療法
肩の痛みが引いてきたら、少しずつ温めながら、
肩関節を動かします。

徐々に動きが良くなれば、積極的に動かします。
基本は自宅で行えるコッドマン体操を行います。

改善されない場合は医療機関に通院しリハビリを
開始します。
当院では運動療法に合わせて温熱療法や
超音波療法などを行います。


コッドマン体操(振り子体操・アイロン体操)
腕やアイロン位のおもりを使って、肩関節周辺の
筋肉を伸縮させます。
①痛くない方の手を机に置き身体を支えます。
     ↓
②痛む方の腕を下に垂らします。
     ↓
③膝を軽く曲げ腰から上の上半身を揺らします。
     ↓
④揺らす反動を利用して腕を前後に振ります。
     ↓
⑤同じリズムで腕を左右に振ります。
     ↓
⑥同じリズムで腕を時計回りや反時計周りに円を
描くように大きく振ります。

コツは、腕の力で振るのではなく、上半身を
揺らした反動を利用して行う
ことです。
途中で痛みが出る場合、一旦中止してください。

次回は、日常生活での注意点と対応策をご紹介
させて頂きます。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

今後、取り上げて欲しいキーワードやご質問など
ありましたら、当院までお電話やメッセージを
頂けましたら嬉しいです。
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恐竜の郷 御船町の欅(けやき)整骨院です。

四十肩?五十肩? その2 ~鑑別疾患~

欅(けやき)整骨院のブログへお立ち寄り頂き
ありがとうございます。

今回は『四十肩・五十肩』の鑑別疾患を中心に
解説していきます。

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前回、医療機関での診断方法をご案内しました。
しかし、そこにも注意すべき点があります。
それは、『鑑別疾患』です。

ざっくり言えば、
『症状や状態が似ている他の疾患』の事です。

今回の四十肩・五十肩で挙げられるのは、
① 上腕二頭筋長頭腱炎
② 石灰沈着による腱板炎
③ 腱板損傷

などがあります。

①上腕二頭筋長頭炎
主に力こぶを作る時に大きく膨らむ筋肉。
腕を回したり挙げたりすると痛む。夜間痛あり。
無理に使い続けると断裂してしまう事もある。

②石灰沈着による腱板炎
肩関節の一番深い所にあり腱が集まっている所。
肩関節を程よく固定し、安定させている。
石灰(リン酸カルシウム結晶)が付着して炎症が
起きる。
強い痛みがあり、動かす事が出来なくなる事も。
夜間痛がひどい方も居られます。

③腱板損傷
肩関節の一番深い所にあり腱が集まっている所。
肩関節を程よく固定し、安定させている。
日常生活や運動中の怪我、加齢によって炎症が
起きる。
挙げる角度によって痛みが強まり力が入らない。
変な音が聞こえる事もある。
場合によっては、断裂している事もある。


四十肩・五十肩の治療をしても改善がない場合、
以上の疾患にも十分に気を付けて下さい。

では、次回は具体的な施術内容をご案内します。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

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四十肩?五十肩? その1 ~概要と詳細~

欅(けやき)整骨院のブログへお立ち寄り頂き
ありがとうございます。

今週は新たなテーマで解説させて頂きます。
長くなってしまうと思いますが、最後まで
お付き合いお願い致します。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

さて、今週のテーマは、
四十肩・五十肩です。

この症状も、ぎっくり腰と同じくらい皆さまに
身近だと思います。

四十肩・五十肩も一般的な名称です。
40代後半から60代にかけて多発するため、
このように呼ばれています。

医学的には『肩関節周囲炎』と言う病名です。

原因は完全に明らかに解明はされていませんが、
① 加齢による、関節滑膜や靭帯、腱などの老化
② 血液循環の悪化

だと考えられています。

四十肩・五十肩のメカニズム】
① 加齢により血液循環が悪化
   ↓
② 肩関節の周辺組織が炎症を起こす
   ↓
③ 炎症により腫れや痛みが生じる
   ↓
④ 肩関節の可動域が狭まってしまう
   ↓
⑤ こわばった感じがしたり、激痛が走る事も

【肩こりとの違いは?】
肩こりとは、悪い姿勢や緊張などによって首や
肩関節の筋肉が疲労し、痛みや張り、だるさが
発生している状態です。

四十肩・五十肩の症状】
● 肩を動かした時に痛む
● 肩の動く範囲が狭まっている
● 夜が特に痛み、眠れない事もある

ほとんどの方は、片方の肩だけに発症しますが、
まれに時間差で両肩に発症する場合もあります。

【判断方法】
痛みのある部分や動きの状態を確認しながら
肩関節周囲炎と判断します。
整形外科などの医療機関では、レントゲン撮影や
MRI、超音波検査(※)を用いられます。
※一部の整骨院でも使用されています。

今回も解説が長くなって来ましたので、
続きは後日お話させて頂きます。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

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恐竜の郷 御船町の欅(けやき)整骨院です。

ぎっくり腰 その3 ~対処方法~

欅(けやき)整骨院のブログへお立ち寄り頂き
ありがとうございます。

先日より解説しております『ぎっくり腰』の
対処方法・施術方法をご紹介致します。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

では、ぎっくり腰に実際になってしまったら?
何をすれば良いの?
どこへ行けば良いの?
どうやったら楽になるの?
どのくらいで痛みは良くなるの?
考えただけでも、不安になりますよね。

【自分で出来るセルフケア ①】

ぎっくり腰=横になって安静』は昔の話です。
ですが、直ぐに動ける人ばかりではありません。
ぎっくり腰を起こした直後の急性期では、
激痛のために動く事も出来ない状況になっている
場合もあります。

その場合、ベッドで安静にするしかありません。
痛みの少ない姿勢を見つけ、まず安静にします。
ただし、ここで注意しておく事があります。
それは『ベッドで安静にする期間』です。

少しでも動ける様になったら、痛みの様子を見て
日常生活動作を続ける
事です。
近年ではそうする事で後々の改善に繋がるという
報告もされているそうです。
欧米ではベッドでの安静が逆に症状を悪化させる
との報告もあるそうです。

以上のことから、
数時間~半日間はベッドで様子を見てみましょう。
少しでも痛みが落ち着けば動ける範囲で良いので、
日常生活動作を始めてみましょう。

ぎっくり腰をした患者さんが辛い事の一つに、
咳やくしゃみ等急な動作による痛みがあります。
この痛みを防ぐには、咳やくしゃみをしそうに
なった時は近くにある机や壁に手をつき上半身を
安定させましょう。

もしなかった時は両膝に手を置いてみましょう。
痛みがひびき難くなるはずです。

【自分で出来るセルフケア ②】

『痛み止めの薬』
近年の鎮痛効果はめまぐるしく発展しています。
しかし、湿布など他の薬品との組み合わせでは
身体に影響を及ぼしてしまうケースもあります。
しっかり担当医と相談して、用法・用量を守り、
正しく使いましょう。


【自分で出来るセルフケア ③】

『温めるの?・冷やすの?』
私にとって、ずっと解決されていない課題です。
足首の捻挫同様に腫れて炎症があると考えれば、
冷やす事は当然効果があるはずです。

しかし、ぎっくり腰をした患者さまの中には、
「お風呂に入った事で楽になった」
とお話くださった方も少なくありません。

血行不良が原因の方にとっては温める事の
メリットの方が大きい様に考えられます。

当たり前の事ですが、当院ではその都度、
患者さまお一人おひとりの状態を把握した上で
お伝えしています。
もし迷われた時は当院までお電話ください。

【セルフケアの効果がない時は?】

上記3つは急性腰痛での対処方法です。
通常でしたら、1~2週間ほどで症状が軽減や
改善されてきます。

しかし全く症状の軽減・改善が見られない場合、
腰椎捻挫や筋肉の微細な損傷ではない重篤な
原因も考えられるので注意が必要です。
すぐ掛かりつけ担当医と連絡を取りましょう。


【 まとめ 】
動けるようになるまで少し安静にします。
 その後、医療機関を受診しましょう。
②処方された薬は用法・用量を守りましょう。
1~2週間経っても改善されない時は
 改めて医療機関を受診
しましょう。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

以上が、ぎっくり腰に関する解説です。

当院では急性期からでも施術しておりますが、
再発予防のためのプログラムも用意しています。
何度も繰り返し痛めてしまう方、以前と比べて
治りが遅くなったと感じる方は是非当院の
再発予防プログラムを受けてみてください。

あなたからのご連絡お待ちしております。
096-282-3336

今後取り上げて欲しいキーワードや質問などが
ありましたら、当院までメッセージ頂けましたら
嬉しいです。
こちらのお問い合わせまでどうぞ。

恐竜の郷、御船町の 欅(けやき) 整骨院です。

ぎっくり腰 その2 ~原因③とその落とし穴~

本日も、欅(けやき)整骨院のブログへお立ち寄り
ありがとうございます。

では早速、月曜日の続きから解説致します。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

③ 体重の増減、筋肉のアンバランス

体重の増減で一喜一憂する事も多いと思います。
ですが、くれぐれも、、、
『体重が増えた → 悪い事』
『体重が減った → 良い事』
とは、結び付けないでください。


筋肉は脂肪より比重が重いので、筋肉が付けば
体重は増えますし、その反対に筋肉が落ちれば
体重が減る場合もあります。
是非、体脂肪も合わせてチェックして下さい。

一方で、、、
『私は運動やトレーニングしているから大丈夫』
と安心している方は居ませんか?

実は、意外と落とし穴が多いのです。
一番の理由は、『慣れ』です。


始めは皆さま初心者なのでトレーナーに訊ねたり
無理をなさらずにトレーニングに入られます。
しかし、年数・経験値が増えてくるとどうしても
『我流』になって来る事が予想されます。

決して<無理をするから>だけではありません。
時間の都合で柔軟体操やストレッチを省いたり、
得意なトレーニングの回数や日数を増やしたり、
次第に偏ったメニュー内容になってしまいます。

その結果、柔軟性がなくなり、上半身と下半身、
又は、左右でバランスが悪くなってしまいます。
そのまま続けると硬くてイビツな筋肉の付き方
なり、腰痛をはじめ怪我の原因にもなります。

もしも、思い当たる方が居られましたら、一度
ご自身のメニュー内容を見直してみてください。

では実際、ぎっくり腰になってしまったら?
何をすれば良いの?
どこへ行けば良いの?
どうやったら楽になるの?
どのくらいで痛みは良くなるの?
考えただけでも、不安になりますよね。

そこは、次回のブログでお話させて頂きます。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

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恐竜の郷 御船町の欅(けやき)整骨院です。

ぎっくり腰 その1 ~概要と原因①②~

欅(けやき)整骨院のブログに
お立ち寄り頂きましてありがとうございます。

本日から皆さまの生活に寄り添った情報を
ご提供していければと考えております。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

本日はテーマにあります様に
ぎっくり腰】です。
皆さまにとっても、身近な怪我だと思います。
ぎっくり腰は一般的な名称です。

医学用語では『急性腰痛』『椎間捻挫』
などと呼ばれ、ヨーロッパ・ドイツでは
あまりの痛みから 『魔女の一撃』
とも呼ばれているほどです。

ざっくりと言ってしまえば、
『腰の筋肉が必要以上に伸ばされ
            痛めてしまう現象』

です。

きっかけも、重い物を持った時、
くしゃみをした時など、個人差があります。
原因も同じ様に様々な事が考えられます。

大きく挙げると以下の感じです。
① 筋肉の弱体化、硬結化
② 背骨・骨盤の歪み
③ 体重の増減、筋肉のアンバランス


では順番に解説にして行きます。

① 筋肉の弱体化・硬結化
普段から私達は腰に限らずですが、
身体へ負担を掛けています。

その負担が徐々に蓄積し、限界に達すると
ぎっくり腰が起こります。
運動不足による筋力低下や偏食や睡眠不足など
不規則な生活習慣
も原因です。

② 背骨・骨盤の歪み
人の背骨は正面や後ろから見れば真っ直ぐです。
横から見た時はS字状の形になっています。
この形によって私達は二足歩行で生活できます。

しかし、この形であるがゆえ腰痛を起こします。
決して重い物をもったから、だけではなく、
脚を組んだり、横座りの姿勢になったり、
中腰姿勢になったりと長く同じ姿勢で過ごす事で
筋肉は硬くなり血行不良を起こします。

また、筋力が低下する事もあり注意が必要です。


解説が長くなってきましたので、
続きは後日お話させて頂きます。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

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